† of Ogre~鬼の心理
見送って、俺も取りかかる。
いわゆる電源のようなものを落としていた魔法陣を、蹴り起こす。極太ボルトの目立つ鉄骨をひとつ、ガンと踏んでやった。
「定義中の『領域』を、再起動」
四方に据えた護符が、再び紅蓮蛍光を宿し、
「我、草薙仁が命じる。南方は位置の第二十六番から第五十番までの刻印を、本魔法陣と直結」
南のだけが、光を残す。てらてらと、字面のうちで必要な部分が、揺らめく。
紅い明滅。
式の構築。
不思議な自然現象。
その回路。
電力電源は、俺だ。
「南方区域に、短縮登録済みの『領域』発展公式、『秘境』を構築。『目録』登録者二名にその効果を適用」
彼方で、さっき霧散させた憑き物が、これまた再び根付くのが見える。
巨大な版画絵を重ね押しするように、南区へ『領域』と『結界』、そして『隠蔽』という公式をひとつまとめにした『秘境』が刻印、定義される。
紅蓮一色のオーロラのような発光が一瞬あり、完成だ。
電飾は整った。パーティーだ。
いわゆる電源のようなものを落としていた魔法陣を、蹴り起こす。極太ボルトの目立つ鉄骨をひとつ、ガンと踏んでやった。
「定義中の『領域』を、再起動」
四方に据えた護符が、再び紅蓮蛍光を宿し、
「我、草薙仁が命じる。南方は位置の第二十六番から第五十番までの刻印を、本魔法陣と直結」
南のだけが、光を残す。てらてらと、字面のうちで必要な部分が、揺らめく。
紅い明滅。
式の構築。
不思議な自然現象。
その回路。
電力電源は、俺だ。
「南方区域に、短縮登録済みの『領域』発展公式、『秘境』を構築。『目録』登録者二名にその効果を適用」
彼方で、さっき霧散させた憑き物が、これまた再び根付くのが見える。
巨大な版画絵を重ね押しするように、南区へ『領域』と『結界』、そして『隠蔽』という公式をひとつまとめにした『秘境』が刻印、定義される。
紅蓮一色のオーロラのような発光が一瞬あり、完成だ。
電飾は整った。パーティーだ。