† of Ogre~鬼の心理
結果、私は黙りこくってしまった。
やれやれと、風間が肩を竦め、首を横に振る。
「君って、そうして黙ってると最高に美人なんだけどね。どうしてそんなに不器用な性格なのやら」
そこまで言われて初めて、
「うるさい、うじ虫。そんなこと言いに来たなら、とっとと失せなさい」
彼の『要望』通りに、私は答えることができたのだった。
ああ、私はやはり、風間が嫌いだ。
だって、うじ虫と呼ばれて、まだ笑っている。そこまで、彼に似ている。
単純に気味が悪かった。
やれやれと、風間が肩を竦め、首を横に振る。
「君って、そうして黙ってると最高に美人なんだけどね。どうしてそんなに不器用な性格なのやら」
そこまで言われて初めて、
「うるさい、うじ虫。そんなこと言いに来たなら、とっとと失せなさい」
彼の『要望』通りに、私は答えることができたのだった。
ああ、私はやはり、風間が嫌いだ。
だって、うじ虫と呼ばれて、まだ笑っている。そこまで、彼に似ている。
単純に気味が悪かった。