精神科に入院してきました。
9月17日 入院6日目

なんとまあ、6日目であることよ(泣)

しかも今日は月曜日、ということでお風呂に入れることだけを楽しみにしているって、20代女子としてどうなんだ、まったく。

 夜中に何度も目覚めた。
病院ってとこは、血圧だの体温だの、なんだかんだでしょっちゅう人が入ってくる。
そのせいか、ドアについている小窓が気になって仕方がない。



 朝食後、ノートを書いて過ごした。
彼とのこと、親とのこと。
宗教のこと。



 考えると泣いてしまうけれど、最悪の場面、つまり。
退院したらIさんはいなくなっていて、どこかに行方をくらましていたとしても。

 きっと、いつかまた会えると思って、受け入れるしかない。



彼が平然と外で待っていても。
 退院にさいして親とまた大揉めするのは分かっていて。



また、宗教やって、勉強して、親のもとで、そう、高校生くらいの頃の私みたいに戻ったら、すべてが平和になる。


 病院から出るにはこれしか、ない。



でも親元にいたら、きっとまたイライラするんだろうな。
そうだ、私英語できるんだし、また海外に行こう。

イギリスの和食屋が、日本人バイト兼学生を募集していたのを留学雑誌でみたことがある。
 ああいうのに行けばいい。お父さんも賛成してくれるだろう。
お母さんから離れたらそれでいい。それでいい。


 お母さんから離れつつ、二人の笑顔を守るためには、とにかく一度実家に帰って反省して生活を立て直すしかない。


 だって、一人暮らしできるほどの経済力はないもの。
だからだんだん苦しくなって、お金のことで悩んで親に連絡取ってみたら余計に心苦しくなって、そんなここ数カ月だった。


 もう、辛いのはいやだ。

昼食を完食して、プレートを下げに行ったら、叫んでいる女性がいた。

裸足で廊下を歩いている初老の女性も。

いつもは見かけないおじいちゃんが、車いすにのってホールでぼんやりしていた。
お風呂に入ったのかな。
私のお風呂の番はいつくるのだろう……?
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