あのとき君は
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―――ザワザワ、ザワザワ…
パチンッ!!
「「お願いします!!」」
私は、目をつぶり顔の前で手を合わせた。
隣では同じポーズをした女の子がいる。
私の名前は、城山美月(シロヤマミヅキ)。
この春から、高校二年生になる。
そして、隣にいるのは黒沢栞知(クロサワナチ)。
私の頼れる親友。
私に比べて背も高いし、さらさらな茶色いロングヘアーはいつも手入れが行き届いている。
「まだみてないよね?!」
目をつぶったまま隣の栞知に聞く。
「みてないよ!!」
パチンッ!!
「「お願いします!!」」
私は、目をつぶり顔の前で手を合わせた。
隣では同じポーズをした女の子がいる。
私の名前は、城山美月(シロヤマミヅキ)。
この春から、高校二年生になる。
そして、隣にいるのは黒沢栞知(クロサワナチ)。
私の頼れる親友。
私に比べて背も高いし、さらさらな茶色いロングヘアーはいつも手入れが行き届いている。
「まだみてないよね?!」
目をつぶったまま隣の栞知に聞く。
「みてないよ!!」