雨降って、血固まる。
私は秋元から受け取った1000万を持ち、ギンの待つ車に向かった。



私が助手席に乗り込んでも、ギンは何も言わない。



私と秋元が浜辺で何を話し、どうやって殺したのかも全て知っているような気がした。



もちろん、そんなはずはないのだが。
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