雨降って、血固まる。
ギンが私に文句を言った事は1度もない。



もちろん私もない。



私の場合は、ギンの行動に間違いなんてあるわけがないと信じ切っているからだ。



私の世界はギンを中心にして回っている。



だから、ギンのする事は例外なく全て正しい。



私は、未だにこの感情が何なのかわからないでいた。



崇拝という言葉以上の言葉を見つけられない。
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