彼に出会った1年間

深く息を吸って一気に吐き出す。

「お前って三島が好きなの?」

....。
少しの沈黙があって
汗が落ちた。

「え!?なんで三島君が出てくるの?」

「お前三島にチョコ渡してただろ。
あいつが本命だって騒いでたから。」

「えっ、違う。
クラスの人全員に配ったの。」

そう言ったあいつの顔は
必死そうで真っ赤になっていた。

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