彼に出会った1年間

放課後になり、あいつを探す。

「栄介、夏花は?」

「さっき海香といたけど。
きいてみれば?」

「おう。サンキュー。」

下駄箱の方に向かうと
海香が1人で手紙を読んでいた。

「海香、夏花見なかったか?」

「あ、陽平君。
向日葵ならもう帰ったよ?
そういえば手紙貰ってない?」

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