彼に出会った1年間

隣にいるって思うだけで
心臓がうるさいほど鳴っている。

どうか聞こえませんように。

「夏花さ、たまに泣いてるじゃん?
悲しいこととかあるんなら
海香とか俺とかに相談しろよ?」

ボソッ「俺もちょっと頼ってほしいし。」

「えっ?最後聞き取れなかった。
もう1回言って?」

「2回は言わない。
とりあえず1人で抱え込むなよ。」

そういうと彼は立ち上がった。

< 166 / 191 >

この作品をシェア

pagetop