彼に出会った1年間

少しだけ歩いたけど
私的にはかなり歩いた感じがする。

先輩が立ち止まったから
私も立ち止まってあたりを見回す。

校舎からそんなに離れてない所に

赤と黄色の木に囲まれた
別世界のような空間があった。

「ここ綺麗じゃない?
夏花ちゃんに見せたくて
つれてきたんだ。」

そう言う先輩は
恥ずかしそうに笑っていた。

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