彼に出会った1年間

「あ、陽平。
告白は阻止できた?」

「嫌、できなかった。」

「なんで!?お前夏花ちゃんが好きなんだろ?
だったら止めなくちゃ。」

「そう、だったのか。
もう終わったことだし仕方ないさ。
栄介こそさっさと海香に告れよ。」

そう言って席に着く。

こんな気持ちになるのは
あいつのことが好きだったからなのか。

今更気づいても遅いな。

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