彼に出会った1年間

保健室に入ると
ベッドの上で眠るあいつを見つけた。

「ごめんな、
熱に気づいてやれなくて。」

髪を撫でると
気持ちよさそうに笑っていた。

近くで見ると思っていた以上に
あいつは可愛くて

眠っている姿は
おとぎ話にでていそうなお姫様のようだった。

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