彼に出会った1年間

すっと手を離そうとすると
逆に手をつかまれてしまった。

「陽平君、起きてる?」

...起きてないか。

「好き...だよ。本当に。」

つぶやいてみて顔が赤くなったのがわかった。

自分は何言ってるんだろ...。
熱は下がってきてるし少し寝ようかな。

再び布団に入った。

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