I call you〜好きって言えたら〜
二人ともなにも喋らないまま、数分たったとき、遥人くんが口を開いた。
「遊空、なにがあった?」
腕の力を少し緩めてあたしの顔を覗き込んできた。
「話したくないなら、話さなくていい。でも、俺が関係してるなら、俺は遊空を守りたい。」
関係・・・・・?
知ってたの・・・・?
「ごめん。ずっと気づいてたんだ。でも、遊空が自分から話してくれるまで待ってた。遊空に本当に頼られたかった。」
そういうとまた、強く抱きしめられた。