携帯の向こう側
電源も入れて無いのに 独りでに鳴るのは さすがに 私は 怖くなり 携帯を 落としてしまった。
それでも 鳴り続ける携帯。

1分くらい 音楽が 鳴り続け 私は 恐る恐る 携帯を拾うと
携帯は 電源が 切れたまま。

着信のランプも光っては いなかった。

そして 恐る恐る携帯へ出た。
『もしもし…?』と私は 聞く。 でも 何も 言わない。
話さない。

数分くらい 沈黙が流れた後 いきなり 携帯が 切れた。

携帯が 切れたと同時に 私は 顔を上げた時 一瞬 ニヤリと 笑った様な 男を見た。
そして 直ぐに 消えた。

さほど 気には止めては いなかった。
また アレか〜と 思い 何もしなかったのである。


そして 直ぐに 携帯は 電源が入り 圏外も 消えていた。


そして

その夜に また 不可思議な事が 起きた。

私が 友達とメールのやり取りをしている最中だった。

いきなり 見知らぬアドレスが 送られて来たのだ…。

開封すると
何も 書いて無い 空メール。
また 3分後に 同じ アドレスから 来る。
また 空メール。

今度は 連続で 3件入って来る。
2件までが 空メールで
後1件は ずっと 下辺りに


[待ってる]と書かれていた。


怖くなり 私は 直ぐ様 消去した。
でも 消えない。


消す事が 出来なかったので ほったらかしにしてたら いつの間にか 知らないアドレスは 送ってきた すべて 消えていた。



そして 不思議な体験を しながら 一週間が 過ぎた。


そんな ある日…
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