携帯の向こう側

すると 携帯は 鳴り始め 非通知で着信が鳴る。


出ると…

『やっと 出た…』と 薄気味悪い声で 言う。
声から して 男性みたいな 声だった。


もちろん 私は 何も話せ無い。 嫌 話せる状態では なかった。
金縛りに あってしまい 体は 動かないままで 聞くしか なかった。


『こっちへ おいで』と男性は誘う。
すると黒い塊が動いて来た。
私に覆い被さり、スッと消えた。私は無我夢中で 首を振るが 動く事は なかった。

そして いつの間にか 気絶してしまい 気づいた時は 金縛りも 携帯は 元に 戻っていた。


あの時 私は 誰と話しをして 誰を連れて行ったのかは 分かりません。

ただ 分かるのは 私に 憑いていた 男だったかも 知れないです。

携帯を通じてかけて来たのは 死神だったかも知れないですね。
亡くなった相手を 探していたのかも。



もしかしたら あなたの携帯も見知らぬ相手からの着信があって 自分が 連れて行かれるかも知れないですね。


見知らぬ世界へ。