君がくれたモノ
莉奈はもう1時間以上考え込んでいた。
ここはどこなのか
なぜ自分がここにいるのか
しかし考えても答えが出るはずもなく、立ち上がり隣に座っている蒼を見下ろす。
「莉奈‥?」
蒼は莉奈の行動に驚いているようだ。
もう‥いっそここにいようか‥。
どうせ帰り方もわかんないし、誰も心配なんてしないだろうし‥。
蒼は思ってた以上に男前だし!
そんな半ば投げやりな考えで、莉奈は蒼に言った。
「アタシ、ここにいる!」
蒼は急な莉奈の変わりように、少し戸惑っていた。
「だってアタシ、帰り方わかんないもん。
それに‥誰も心配してくれる人なんていないからさ」
そう言って、莉奈はまた蒼の隣に腰かけた。
「莉奈がどうやって淋江に来たのかは分からないけど‥、きっとみんな心配するさ」
「しないよ、心配なんか。アタシ、誰にも必要とされてないから」
少し蒼の言葉に少し腹が立った。
アタシの心配なんて、誰もしない。
心の中でそう呟いた。
ここはどこなのか
なぜ自分がここにいるのか
しかし考えても答えが出るはずもなく、立ち上がり隣に座っている蒼を見下ろす。
「莉奈‥?」
蒼は莉奈の行動に驚いているようだ。
もう‥いっそここにいようか‥。
どうせ帰り方もわかんないし、誰も心配なんてしないだろうし‥。
蒼は思ってた以上に男前だし!
そんな半ば投げやりな考えで、莉奈は蒼に言った。
「アタシ、ここにいる!」
蒼は急な莉奈の変わりように、少し戸惑っていた。
「だってアタシ、帰り方わかんないもん。
それに‥誰も心配してくれる人なんていないからさ」
そう言って、莉奈はまた蒼の隣に腰かけた。
「莉奈がどうやって淋江に来たのかは分からないけど‥、きっとみんな心配するさ」
「しないよ、心配なんか。アタシ、誰にも必要とされてないから」
少し蒼の言葉に少し腹が立った。
アタシの心配なんて、誰もしない。
心の中でそう呟いた。