君がくれたモノ
「すごいねー!アタシ馬車とか初めて!」

「莉奈の所に馬車はないの?」

何もかもが新鮮そうに目を輝かせている莉奈に、蒼は不思議そうに尋ねた。

「ないよー!馬なら動物園で見た事あるけどねー」

外の景色を眺めながら、楽しそうに莉奈は笑っている。
莉奈と蒼の間に温かい時間が流れた‥

この時間が永遠に続いてほしい。

二人はそう思いながら町に向かった。
「すごいねー!アタシ馬車とか初めて!」

「莉奈の所に馬車はないの?」

何もかもが新鮮そうに目を輝かせている莉奈に、蒼は不思議そうに尋ねた。

「ないよー!馬なら動物園で見た事あるけどねー」

外の景色を眺めながら、楽しそうに莉奈は笑っている。
莉奈と蒼の間に温かい時間が流れた‥

この時間が永遠に続いてほしい。

二人はそう思いながら町に向かった。


馬車に揺られ、町はすぐに見えてきた。

「ここは昨日莉奈と出会った川のある町だよ」

歩いても行ける程の距離、現に昨日はこの町から歩いてあの宮殿に行ったのだ。

「なんで今日は歩いてこなかったの?」

何も考えずに莉奈は聞いた。

「‥莉奈にもしもの事がないようにだよ。」
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