あの時の約束

「えっ」
「だって真衣は特別な人やから」
心臓の鼓動が激しくある。ドキドキが止まらない。又同じ。初めてのドキドキが止まらない。
「真衣は俺の特別な人」
「理由は？」
「初めて会った時、初めて会ったの笑顔で挨拶してくれたんだ。俺も笑わないと行けないなって。その時から特別な人」
「えっ」
「真衣の特別な人誰？」
「それは佳龍だよ！」
「真衣理由は？」
「理由は…佳龍と出会って…うち生きる意味、生きる楽しさを見つかったの」見つめらるとドキドキする。そんなに見ないで。
「俺が真衣の生きる意味、生きる楽しさを作ったの？」
「自然にうちが知った！佳龍が判らんのも当然だよ！」
「そうなんだ！でも嬉しいな俺出会って生きる意味や楽しさを知ってもらえて」
「えー」
「誰かの役にたったて事でしょ！」
「そうだね」
「俺真衣の役に立ちたい。ずっとずっと真衣の役に立ちたい」
「えっ」
心臓の鼓動が早まって来た。
ドキドキも止まらない！張り裂けそうな位ドキドキが止まらない！
「もう、辞めて！佳龍、思わせ振りな態度はダメだよ」
「すいません」
「真帆」
「あっもうこんな時間。帰るよ」
「うん」

こんなにドキドキしたの初めて。
佳龍に「真衣の役に立ちたい」て言われた。
気持ちを押さえ無いと行けないのに押さえれ無い！
言葉に出してしまいそう。「好きだよ！」と口から出そう。
でも言わない。
二十歳の時にたくさん、たくさん言う。言葉が出なくなるまで言う。
だから我慢する。
佳龍も気持ちが出かけてるけど我慢して居るはずだから。
ドキドキが止まらないのは貴方が居るから何だね。
二十歳の時言うよ「愛してる」て「大好き」て絶対言う。
そして佳龍との出会いに「ありがとう」て伝える！
「真衣早くおいで」
「うん。待って、真帆、佳龍」


「あ、あの猫だよ」
「本当だ。優しそうなお姉さんだね」
「うん」
「あの猫がどうしたの？」
「内緒だよ」

「佳龍！鶴橋だよ！鶴橋だよ！起きて」
「あ、起こしてくれてありがとう。降りよう」
「うん」

「しゃべって居る時に寝ちゃうなんて…あり得ないよ！」
「真衣ごめん！マジでごめん！」
「もう！」
「待って早いよ！」
「話聞いてくれないなら先帰る」