あの時の約束
「ちゃっと待って」
ドサッ
「君大丈夫?」
「はい」
「腕怪我して居る。はい絆創膏」
「ありがとうございます」
「そうそう女子には優しくしないとアカンで」
「えっ」
「僕は大学二年生武田。ヨロシク又会えると良いね」


今日一日ドキドキした。張り裂けそうな位ドキドキした。

ドキドキが止まらなくて苦しかったけど楽しかった。
毎日大変やけど、生きる意味、生きる楽しさをした、うちは今幸せです。
佳龍と出会えて幸せです。



「ねぇねぇ今日から二週間実習生来るらしいよ」
「マジ」
「楽しみだよね」
「うん」


「実習生の武田さんと成戸さんです」
「あ、この前の大学生のお兄さんだ」
「あー本当だ」
「又会えるなんてすごいやん!久しぶり」


「吉沢真衣て言うや!めちゃくちゃ可愛い名前やん!」
「ありがとうございます」



「弁当隣で食べて良い?」
「良いですよ!」
「ありがとう吉沢さん」
「周りの視線が気になる」



次の日
「今日も視線感じる!」
「実習生の男性の多数が真衣を見てる」
「何だろう」


下駄箱を開けた。
「なんで手紙?」
「もしかしてラブレターだたりして」
「あり得ないたらあり得ない」
「あ」
「やっぱりだよ!それもたくさん」
「これてモテキじゃあ無い?」
「武田さんも入れてる」
「本当!」
「モテモテやん」
「うちは興味ない!」
「えーもったいない」
「うちはあの人一筋やから」
「あの人て誰?」
「内緒」
「教えて」
「秘密だよ」
「えー」
「吉沢さん何してるの?」
「武田さん成戸さん」
「手紙たくさんあるねぇ」
「本当たくさん有り過ぎて困ってるの」
「いらないなら私が処分してあげる」
「成戸さんありがとう!ラブレター処分ヨロシクね」
「うん」
「うちな心に決めた人居るからラブレターもらっても困るねん」
「そうなんだ!手紙出した人悲しむね」
「真衣お待たせ」
「佳龍遅いよ!」
「真衣ごめんね」
「帰ろ!」
「うん」


「吉沢さん話に混ぜて」
「えっ」
「武田さん、他の生徒とも話したら良いのに」
「だってこんなにも魅力的な生徒初めて見たもん」
「えっ」
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