Blue Az




アズが真剣にぬりえをしていたのに、


椎野がピンクの色鉛筆を取って女の子の髪の毛を塗りだした。



『う゛ぁぁあああん(泣)』



「っうるせぇな..塗ってやってんだから感謝しろよ」



『頼んでない!しかも雑!!!もーさっさと雑用しなさいよっ!!!』




色鉛筆を取り返してぬりえをパタンと閉じて


『がるるる』


と、威嚇した。




アイツはしばらくアズの顔を見て


「…ぷ」


と笑って仕事しに行った。



何なのアイツ。
何なのアイツ。




アズはまた、ぬりえを再開した。








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