流れ星の夢


そして、遂に結婚式を迎えた。


奇跡的に腫瘍は小さくなり、外出許可が出た。



「来てくれてありがとう!みんな…」


あたしは、クラスのみんなに挨拶をした。


「いやいや、来るに決まってるじゃん!奈乃華の晴れ姿、見たいもん!」


クラスの子の1人が言う。


みんな、頷いている。



そっか…みんな、あたしの晴れ姿見にきてくれたんだ…


みんなに『じゃあね!』と声をかけて、あたしは部屋に戻った。



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