流れ星の夢
藍side
私は雷条藍。
奈乃華は私の大切な親友。
でも、奈乃華は脳腫瘍で、毎日苦しんでいる。
奈乃華は私を大切にしてくれる。
私がカレに振られたときも、親とケンカした時も、慰めてくれた。
私も、その感謝を返したい。
けど、どうしていいか分からない。
奈乃華は今、いつ死ぬか分からないという恐怖と毎日戦っている。
その中で私は一体なにをしてあげられるのだろうか。
きっとそれは1つしかない。
私がそばでいつでも協力してあげること。
だから、私は奈乃華の前では、笑顔でいると決めてるんだ。