流れ星の夢



「…あ、夕夏…ごめん。気づかなかった。どしたの?」



「いや、何でもないけどぉ…最近ずーっとぼーっとしてるよ?大丈夫?」




夕夏…ごめん、ごめん。夕夏にはまだ私の余命の話をしていない。



今後もする気はない。



今よりずーっと心配されるようになるより、言わないほうがマシだ。




「え~?大丈夫だよ、夕夏。心配なんてしなくて平気だよ!元気いっぱいだから、ね?」




「うん!良かった。それより、もう少しで夏だね~!どっか遊びに行かない?」




「うん!いいね~!いこ~!じゃあ、あたしが藍に聞いてみるね。」




「うん!」




< 25 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop