流れ星の夢
「…あ、夕夏…ごめん。気づかなかった。どしたの?」
「いや、何でもないけどぉ…最近ずーっとぼーっとしてるよ?大丈夫?」
夕夏…ごめん、ごめん。夕夏にはまだ私の余命の話をしていない。
今後もする気はない。
今よりずーっと心配されるようになるより、言わないほうがマシだ。
「え~?大丈夫だよ、夕夏。心配なんてしなくて平気だよ!元気いっぱいだから、ね?」
「うん!良かった。それより、もう少しで夏だね~!どっか遊びに行かない?」
「うん!いいね~!いこ~!じゃあ、あたしが藍に聞いてみるね。」
「うん!」