流れ星の夢
「夕夏…ごめん。話したくない。」
「どうして?あたしは信用できない?」
「ちが…」
「違わないよ!どうせ…信用してないんでしょ?いいよっ!もう絶交だよ!」
夕夏はダンス教室から出て走って行ってしまった。
「奈乃華…。夕夏に言ったら?」
「ううん。言わないよ。あたしがもし…もし死んだときは…引っ越したことにして。」
「奈乃華!約束したじゃん。そんな事…そんな事は絶対言わないって!」
「うん。そだね。だけど夕夏には言わないでね。」
「……分かった。」
「じゃあ、帰ろうか?」
「そうだね。」
あたしたちはダンス教室を出て家へ向かった。