流れ星の夢



「あたしはね、頭に腫瘍があるの。」


「え…そんなっ!」



「それが見つかったのが4月ぐらいの時。余命は…」


「…。」



「半年。」



「っ……!」



「つまりあたしの残りの人生は、秋か冬まで。…心配してほしくないから言わなかった。笑顔でいて欲しかった…っ!」



「奈乃華…大丈夫あたしはついてるよ。」


藍はそう言ってくれた。



「奈乃華。ごめん。あたし全然、そんな事知らなくて…」



夕夏は泣きながら言った。


「ありがとう。大丈夫だよ?夕夏や藍が支えてくれれば。」



「うん!大丈夫。奈乃華は長生きするよ!」



みんな…ありがとう。



本当にありがとう。
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