流れ星の夢
「ここ…は……?」
目が覚めると、あたしは真っ白な部屋の真っ白なベッドに寝ていた。
「奈乃華!目が覚めた?大丈夫?」
「うん…大丈夫……心配しないで……」
隣には藍がいた。
話を聞くと、あたしはあの後、病院に運ばれたらしい。
一時は危険な状態だったそうだ。
「良かった……本当…に…」
藍は、目を赤くしていた。
きっと何度も何度も、泣いたのだろう。
そうか…こうしてあたしのすぐ近くに、¨死¨というものは迫ってきてるんだ。