流れ星の夢
しばらくして、夕夏と柚夏子先生、そして担当医がやってきた。
「奈乃華!」
「奈乃華さん!」
2人とも『良かった』という安堵の顔をしていた。
「夕夏…柚夏子先生…心配かけました。ごめんなさい…
あたしは2人に謝った。
「どうして謝るの?悪いのは奈乃華じゃなくて、病気でしょう?」
「そうよ。奈乃華さん。あなたは悪くないのよ?」
2人はあたしを責めないでくれた。
「奈乃華さん…お話が……」
そこで担当医が口を開いた。