流れ星の夢
「残りの人生…?」
夕夏が言った。
「ねぇ、奈乃華。どういうことなの?残りの人生って、死んじゃうの?手術は?助かるって病院の先生は言ってたもん!」
「……ごめん…ね…?」
「どういうこと?説明してよ!」
「あたしは、手術…受ける気はない…。それで失敗して死ぬかもしれないなら…あたしは残りの人生笑って過ごせればいいの…」
「…なんで?助かる確率があるなら受けようよ!お金ならあたしが出す。だから……お願い、遠くに行かないで…」