流れ星の夢


どうしても死ぬ前に先輩に会いたかった。



先輩とあたしは学校の近くのカフェで待ち合わせをした。

「久しぶり!奈乃華!」


「お久しぶりです!咲夜先輩!急に会いたいなんて言ってすみません…」



「いやいや、いいよぉ!どうしたのよ?」



「はい…実は、あたし先輩に相談があって…」


先輩は藍とあたしが高校一年の時、仲良くしてくれていた先輩だ。



今は卒業して、大学生だ。



あたしが、信頼をおいてる人で、目標の人だ。



「あたし、彼氏がいるんですよ。それである事情があって、一緒にいたいけど、いたらだめで…」



< 56 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop