流れ星の夢



先輩は真剣な顔であたしを見ている。


「もう、先輩!そんなに深刻な顔しないでくださいよ?あたしがいなくなるかならないかの問題なんですから!」


そう言って、先輩に笑ってもらおうとした。


けど、


「笑い事なんかぢゃないよ!」


と言われた。


「奈乃華がいるかいないかの問題?…ふざけんな。十分重大な問題だよ?少なくともあたしにとってわ!」



「先輩…ありがとうごさいます。あたし、もっと長生きしたいんです…だけど、だけど、病気なのは事実で…変えられなくて。」



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