流れ星の夢
別れ,幸せ
「今日から11月かぁ」
あたしはカレンダーをめくりながら、呟いた。
あたしは今、病院にいる。
あの後、あたしは何度も入退院を繰り返した。
今は入院生活を送っているが、比較的元気だ。
だが、最近、具合が急に悪くなる事が増えた。
あたしは誕生日をもう少しで迎える。
「余命宣告から7ヶ月…か。」
「そうだね。」
「え?」
振り向くと病院の担当医がいた。
「体調はどうだい。」
「はい。おかげさまで元気ですよ~?」
「そう、良かったよ。病気の進行も遅いし…とりあえず、薬はこれからも続けようね。」
「はい。わかりました。」
「うん、じゃあ何かあれば呼んでね。」