流れ星の夢


「玲汰くん!行くよ~!」


そう言って、中から出てきた奈乃華は…



純白のドレスで、胸元にはパールがつけてある。


「玲汰…どうかなぁ?」


「…。」


「やっぱり、可愛くないよね?…今着替えてくる!」



玲汰は戻ろうとする奈乃華を止めた。



「いや…綺麗だ。本当に…綺麗だ…」


「…本当?」


「うん。本当。」



奈乃華は満足そうな顔をして、先輩の方を向いて、いった。


「…先輩、これがいいです…」



「うんうん。ね?言ったでしょ?可愛いって!」


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