流れ星の夢
「それがいいのか?」
「うん…玲汰はこれでいい?」
「あぁ、なんでも、いいよ。」
そう言って、指輪は玲汰が買ってくれた。
先輩はあたしが買ったのにと言っていたけど、嬉しかった。
玲汰と結婚できるんだ…って思ったら未来が楽しみだもん。
「じゃあ、先輩、今日はありがとうございました!」
「うん、呼ぶ人はあとでメールして!」
「はい!…先輩!」
「なに?」
「あたし今、幸せです。先輩に生きてっていってもらえたからです。ありがとうございました。」
先輩はニコッと笑って人混みに消えていった。