向日葵の笑顔
「あっ〜…とさ、もう大丈夫なの?」
遠慮がちに聞かれ「何が?」と言わなくても内容は分かる
「うん。大丈夫だよ」
心配をかけないようにできるだけ優しい口調で言った
それが伝わったのか、気を使ってくれたのか
「そっか!せっかく同じ高校になったんだからまた遊ぼーね!」
なんとか追求されずにすんだ
「そうだ、ひまわりちゃん何組?」
「私はA組だよ。桜ちゃんは?」
「うっそ!!私も一緒〜!!!!」
桜ちゃんは嬉しそうに笑顔ではしゃいでいる
同じように心から笑えないことに罪悪感を感じた