とびらをあけて~大人になる日~
*~*~*~*~*~*
おたがいにさしのべられたてをとると、
ふたりはひかりにつつまれました。
*~*~*~*~*~*
「夢、じゃないよね?」
「夢だよ。こどもの君が、最後に見た夢。
でも君が夢の中で大人になったのは本当だから。
目が覚めたらぼくを探して。」
「かならず、来てね。あの頃私と過ごした場所に。」
「大丈夫。声が聞こえたから。」
「声?」
「小さい頃の、君に、似てた。」
*~*~*~*~*~*
とびらをあけて。
だいすきなひとを、
もっともっと、も――っとすきになるために!
*~*~*~*~*~*
終
おたがいにさしのべられたてをとると、
ふたりはひかりにつつまれました。
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「夢、じゃないよね?」
「夢だよ。こどもの君が、最後に見た夢。
でも君が夢の中で大人になったのは本当だから。
目が覚めたらぼくを探して。」
「かならず、来てね。あの頃私と過ごした場所に。」
「大丈夫。声が聞こえたから。」
「声?」
「小さい頃の、君に、似てた。」
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とびらをあけて。
だいすきなひとを、
もっともっと、も――っとすきになるために!
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終