居るはずの無い 人…。
次の日になっていた。


近くの その 交差点を通りたくはなくて 少し 遠回りで 違う道を その日は 通って行った。

不安な気持ちのままで 1日過ごした。


そして その夜中に また 連れて行かれるように あの交差点へ行った。
嫌 戻されたっと言った方が正しい…。

何故か いつも 向こう側に立つ女性。
私を 待って居るかの様だ。


『あの喫茶店に 行って 話しよう』と女性は いきなり 来て言う。

私は また 金縛りにあったみたいに動かない体を 女性が 引っ張る。



女性が 引っ張って 直ぐに
キーと 言う音が 鳴る。

そして 直ぐに ドン ガシャンと何かが ぶつかった様な 音が 鳴り響いた。

もの凄い 音だった。


振り返ろうにも 振り返る事が 出来ない。

手を引っ張る 女性の方が 何倍も 強かったのだ。

私より 体は 小さいのに 何処から こんな強い力が 出るのだろうと…不思議に思っていると…

女性が 言葉をかけて来た。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop