紙ヒコーキ〜初めての告白〜
名前入り紙ヒコーキ
俺は授業中に紙ヒコーキを作っていた罰として、中野ちゃんと2人でコピー機に用紙を補充することになった。
久しぶりに目の前にした中野ちゃん…。
なんか照れ臭くなって、
『この子は??』
なんて、知らない人のフリみたいなことしちゃったし……
始めの内は、ほぼ無言で作業。
途中、俺が用紙を床に散りばめた時に少しだけ話した。
もっと話したくなって、
作業が終わった後に中野ちゃんを屋上に連れてきてしまった。
いーかな?
いーよなっ♪
さっき知らない人のフリみたいなことしちゃったから、とりあえず名前聞くか。
『ねぇ!名前なんてゆうの??』
「中野 懍です!!」
『よーし、りんっ!紙ヒコーキ作るぞ!!』
あ。
勢いで呼び捨てしちゃった…
でも笑ってるし…いっか♪
俺は、紙ヒコーキの作り方を知らないという懍に、俺の特製紙ヒコーキの作り方を教えた。
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