紙ヒコーキ〜初めての告白〜
体育祭
それからというもの…
俺と中野ちゃんは全く接点がなかった。
中学に入ってからよく告白されるようになった。
でも…どんなに可愛い子に告白されても、中野ちゃん以外に“好き”という感情が芽生えることはなかった。
月日はあっという間に流れていって――…
俺はもう3年で、中野ちゃんは2年。
やっぱり接点なんてなくて…
でも自分から声をかけるのが怖くて……
俺、情けねえなぁ〜…
何もしない俺……
自分で自分がじれったかった。
*