超人見知り女子、恋愛始めます
#2
+*In School*+
ドキドキしている。
理由なんて、わかってるのに認めたくない、素直じゃない自分。
いや、別に好きとかそういうのはないし、
ただ単に・・・ちょっと興味がある程度なんだけど・・・。
「空太・・君・・・」
教室に入りそれとなく空太君を目で探してみる。
教室にいる彼をまじまじ見たことなんてないので、席の位置さえ覚えていなかったのだ。
・・・見つけた
でも、声は掛けられなかった。
空太君の周りには何人もの取り巻きが出来ていて、なんともいえない・・・人気者オーラを発していたから。