世界中を敵にしても君だけは離さない
プロローグ

初めて君を見た時、自分の中にある感情に、酷く驚いた。


ただ君が欲しくて、欲しくて、それが叶わないのなら、この世界を滅ぼしてやったっていい。

あの時、俺は心からそう思った。

俺の想いが君の心を踏みにじっているなど、考えもしなかった。

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