同棲生活~キープアウト!続編~
亮二と2人きりになると、完全に力が抜けていくのを感じた。

ベッドによりかかり、2人並んで腰をおろした。


「亮二のお父さんとお母さんって、素敵な人だね」

「そうか? 母さんなんて、素っぴん眉全然ないんだぞ」

「美人だよ。とても50代には見えないなぁ。お父さんも、不精髭があんなに似合う人なんていないよー」

「馴染めそう?」

「…うん。多分だけど」

「今日の夜、入籍のこと話そうと思ってるから」

「……」

あたしは返事に詰まる。
両親に話されたら。
本格的になってしまう。

「まだ早いかな?」
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