同棲生活~キープアウト!続編~
「いらないよ」

「……」

優助を無視して、あたしは席を立った。

ウーロン茶2杯分だけ会計を済ませて店を出た。

すると、

「おい! 待てよ!」

優助があたしを追いかけるようにして、店を出てきた。

「悪かったよ。きついこと言って」

「ううん。優助は悪くないよ。あたしだって分かってるの。はっきりさせないといけないことは」

あたしがもしこの話しを聞く方の立場だったら、イライラしているかもしれない。

「じゅりこ…」

「でも、亮二を失うことを考えたら……怖いの」

あたしは涙が溢れてきた。
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