同棲生活~キープアウト!続編~
明日も仕事だし帰ることにした。


玄関のドアを開けると、樹里が立っていた。

「亮二…」

「ただいま」

オレはいつも通り振る舞う。

靴を脱いで、家の中に上がると、突然、樹里が抱きついてきた。

「樹里?」

「……っ」

「どうしたんだよ?」

樹里は泣いていた。

「帰ってこないから…。なんか心配になって」

「いつもこんな遅くなることなかったか?」

「いつもは、連絡くれるのに、今日はくれないから」

「…ごめんな」
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