同棲生活~キープアウト!続編~
制服姿の樹里。
スヤスヤ寝息を立てて眠っている。

こんな時でも。
寝ているのだから、樹里らしい。

そして、ホッとした。

「樹里…」

落合さんとより戻すなんて嘘だよな?

抱かれたりしてないよな?


だから、この帰るべき場所に帰ってきたんだろ?

オレは樹里を信じることにして、抱きしめて眠りについた。



――翌朝



「樹里! 起きろ! 寝坊だ!」

「んー?」

「7時半だぞ! これ以上寝たら遅刻だぞ!」

「7時半!?」

樹里が慌てたようにベッドから起き上がった。
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