同棲生活~キープアウト!続編~

「樹里がはっきり振ったなら、落合さんもあきらめてくれるよな」

「うん。だから、亮二は何も心配しなくていいよ」

「つーか。彼氏に心配かけるようなことするなよ」

「はい…その通りです」

「オレの彼女は、手がかかるよ」

わざと大きなため息ついた。

「そんなあたしが可愛いんでしょ?」

「自分で言うなよ」

樹里は手がかかるから、守ってあげたくなるんだ。

本人に言うと調子に乗るから、あえて言わないけど。


「樹里って、落合さんの両親に会ったことある?」

「何よ急に?」

「いや。あるのかなと思って」
< 314 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop