同棲生活~キープアウト!続編~
「ないよ」

即答する。

「ウッソだー」

「マジで会ったことないよ。会いたいとも思わなかったし」

「そうなの?」

「でも、樹里の両親には会いたいと思ってるよ」

「うん。お盆休みにうちの実家に行こうね」

「そうだな」

楽しみ半分。
不安半分ってところかな。

樹里の両親か…
どんな人なんだろうか?



その夜―
オレたちは、たくさん話をしたような気がする。

キスしたり。
セックスしたり。

恋人たちのすることはそれだけじゃない。

"話をする"
って大事だなと思う。

それを教えてくれたのは、樹里なんだ。
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