ブサもさ男の正体!?
廊下がまた静かになった
お父さんも、お母さんも
帰ってこない
何してるの?
何で私だけ動けないの?
どうして・・・?
廊下に足音が聞こえる
誰?
『ガラガラ』
竜哉「どう?様子」
竜哉は何も知らない顔で
私の様子を見に来てくれた
竜哉だって
傷ついてる
どうすればいい?
何食わぬ顔で雄太のこと
見てきてなんて言っていいのだろうか?
竜哉が見に行ってもしも
雄太がすごいことになっていたら
私はなんて残酷なことをするのだろう・・・。
どうしたらいい・・?
竜哉「調子悪い?何でこんなに押さえつけられてんの?」
知らない。知らない。
私はただ
雄太が今どういう状況なのか
知りたい・・・。
竜哉「そんな暗い顔してんなよ」
愛希「してないよ(笑)」
竜哉「無理して笑うな」
愛希「えっ?無理なんて・・・。」
竜哉「泣きそうな顔して笑うなよ」
愛希「泣きたくなんてないよ」
竜哉「泣きたいときは泣け。
だれがこんなことしたんだろうな」
竜哉は優しく私を押さえつけていた
ベルトっぽいのをはずしてくれた
私は静かに泣いた
声を殺して
だから、のどが痛いよ
そんな私を見て竜哉は
私を抱きしめてくれた
竜哉「雄太の様子が知りたいんだろ?」
私はびっくりして顔をあげたら
竜哉はただ優しく微笑んでた
そして、私を強く抱きしめて言った
竜哉「雄太は今非常にヤバい状況らしい
もう少しで、息を引き取りそうなんだってさ・・・。」
私は頭が真っ白になった
ただ・・・。
そんなわけないじゃんとしか思えなかった
竜哉「でも、みんな手を尽くしてる」
手を尽くしたって
ダメな時ってあるんじゃないの?
愛希「竜哉は本当はここにいたいんじゃんくて
本当は雄太のところに行きたいんじゃないの?」
竜哉は静かに顔を横に振った
竜哉「たぶん、頭の片隅には考えてるよ
でもね、片隅以上に愛希のこと考えてるんだよ
愛希は大丈夫かな?
愛希は自分を責めてないかな?ってね
だって、俺、雄太に頼まれたもん
愛希をよろしくなって
さっきね」
愛希「どうゆうこと?」
竜哉「さっき、雄太は目を開けていないはずなのに
俺の心に『俺にもしものことがあったら愛希をよろしく頼む』
って言ってきたんだよ
すごいよね・・。雄太は」
竜哉も静かに泣いた
お父さんも、お母さんも
帰ってこない
何してるの?
何で私だけ動けないの?
どうして・・・?
廊下に足音が聞こえる
誰?
『ガラガラ』
竜哉「どう?様子」
竜哉は何も知らない顔で
私の様子を見に来てくれた
竜哉だって
傷ついてる
どうすればいい?
何食わぬ顔で雄太のこと
見てきてなんて言っていいのだろうか?
竜哉が見に行ってもしも
雄太がすごいことになっていたら
私はなんて残酷なことをするのだろう・・・。
どうしたらいい・・?
竜哉「調子悪い?何でこんなに押さえつけられてんの?」
知らない。知らない。
私はただ
雄太が今どういう状況なのか
知りたい・・・。
竜哉「そんな暗い顔してんなよ」
愛希「してないよ(笑)」
竜哉「無理して笑うな」
愛希「えっ?無理なんて・・・。」
竜哉「泣きそうな顔して笑うなよ」
愛希「泣きたくなんてないよ」
竜哉「泣きたいときは泣け。
だれがこんなことしたんだろうな」
竜哉は優しく私を押さえつけていた
ベルトっぽいのをはずしてくれた
私は静かに泣いた
声を殺して
だから、のどが痛いよ
そんな私を見て竜哉は
私を抱きしめてくれた
竜哉「雄太の様子が知りたいんだろ?」
私はびっくりして顔をあげたら
竜哉はただ優しく微笑んでた
そして、私を強く抱きしめて言った
竜哉「雄太は今非常にヤバい状況らしい
もう少しで、息を引き取りそうなんだってさ・・・。」
私は頭が真っ白になった
ただ・・・。
そんなわけないじゃんとしか思えなかった
竜哉「でも、みんな手を尽くしてる」
手を尽くしたって
ダメな時ってあるんじゃないの?
愛希「竜哉は本当はここにいたいんじゃんくて
本当は雄太のところに行きたいんじゃないの?」
竜哉は静かに顔を横に振った
竜哉「たぶん、頭の片隅には考えてるよ
でもね、片隅以上に愛希のこと考えてるんだよ
愛希は大丈夫かな?
愛希は自分を責めてないかな?ってね
だって、俺、雄太に頼まれたもん
愛希をよろしくなって
さっきね」
愛希「どうゆうこと?」
竜哉「さっき、雄太は目を開けていないはずなのに
俺の心に『俺にもしものことがあったら愛希をよろしく頼む』
って言ってきたんだよ
すごいよね・・。雄太は」
竜哉も静かに泣いた