ブサもさ男の正体!?
よしっ!

じゃ、帰ろうか~


愛希「帝ありがとね(笑)

この制服どうしようか・・・?


すぐ着替えたら学校に持ってくればいい?」



帝「いや、俺も帰るからいい」


愛希「何で…?」


帝「じゃ、電車に乗って痴漢にあったらどうするんですか?


あんた今、どういう状況だっけ?」


何か以上に怖いんですけど・・・。


愛希「大丈夫です!!」


帝「いいから行くぞ」


愛希「いや、これ以上迷惑かけるわけにいかないんで」


帝「迷惑だったら最初からしてない」


変なとこ頑固だな・・・。


いいって言ってるのに・・・。



楓「あれ~?何二人して帰ろうとしてるの?」


秦「どうした?帝・・?」


帝「こいつ送ってくる」


楓「愛希、なんで男の制服なんか着てるの?」



楓さんっっっ!!


よくぞ聞いてくれました


これには深いわけが・・・。



帝「こいつ、水にぬれた。

下着までびっしょびっしょ

服がない」



ずいぶん短くまとめましたね


まとまってるのかこれは・・・。



楓「なるほど」


秦「わかったけど・・・。

帝・・・。その格好で電車とか乗るのか?」


帝「あぁ」


秦「おまえ今の状況分かっていってる?」


帝「服ないから仕方がない」


秦「いやいや、それで乗ったら警察に捕まるぞ?」


帝「服がない」


秦「わかった。俺のワイシャツ着てけ」



そういって、秦君は教室へ

ワイシャツを取りに走って行った


そういえば・・・。

帝、半裸でした

なんか色々と忘れてた

秦君はすぐにかえってきた



秦「ほら」

帝「あぁ」

愛希「そこは『ありがと』でしょ」

帝「誰のせいでこうなってると・・・。」



すいませんね


だから、来なくていいってい言ったのに



楓「帝、ありがとうね

本当は毎日電車で通学してるのも

本当はやめてほしいんだけど

この子無自覚だからさ」


なんで…?


初耳なんですけど


電車がないとどうやって通学するのよ



帝「あぁ」

楓「じゃ、私係の仕事あるから」


愛希「そういえば、何で二人一緒だったの?」


秦「重そうな荷物持って歩いてたから

持ってあげるよって言ったら

『そこらへんのか弱い女子と一緒にしないで』

っていわれちゃってさ

でも、やっぱり女の子だから」



いつもの、楓なら普通に頼むのにな

なんでだろう…。

・・・。

あっ! そっか


愛希「秦君、ちょっと耳貸して」


秦「うん?」


私は秦君に楓のうれしい時に無自覚に

なる行動を教えてあげた


秦「ありがと」

愛希「どういたしまして」

帝「さっさと帰るぞ」


しょうがないから行くか・・・。

後ろを振り返ると・・・。

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