ブサもさ男の正体!?
私の間の前をズカズカ大股で歩いて行く帝


私は小走りなりながらもついて行こうとするが


疲れたのでやめた

ちょっと、休憩しようかな


帝「おい、どこに座ってんだよ」


どこって

愛希「座りやすいところ?」


帝「・・・。そういうこと聞いてることじゃない」


愛希「帝、歩くの早すぎなんだもん」


帝「そうだったか、わかった」


愛希「そういえば、さっきから

学校の人たちがみんな頭下げてるけど

何アレ?」


帝「帝王のやつらだよ

多分、急に俺が来たからあわてただろうな(笑)」

そういって、私に手を差し伸べてきた

きっと、立ってって意味だと思う

だから、私はその手をつかんで

歩きだした

隣には帝

駅に着くまでたわいもない会話をした


愛希「帝はいつも何で通学してるの?」

帝「秘密」


なんで、そこ秘密にするのかな・・・?

隠す必要があるのか?

よくわからん


帝「プッ(笑)また、百面相してんのか(笑)」


ひゃ、百面相!?

そんなのしてないわっ!!


帝は肩をプルプル震わせて

笑っていた


帝「えっ、きに着いたぞ(笑)」


愛希「いつまでわらっとんじゃボケ!!」


私は帝にとび蹴りを仕掛けた

普通にかわされた・・・。


帝「切符の買い方ちゃんと分かるのか(笑)」

愛希「そんぐらいわかるわっ!

いつも電車に乗ってるんだから」


いつまで、笑ってんだか・・・。


愛希「でも、私はsuicaだから」

帝「それ、あれだよな!

『ピッ』ってやって『ピッ』ってなって

『シュ』って行けるやつだろ?」


すごく擬音語が多いような気がする

擬音語なのかわからないけど・・・。


愛希「帝こそ、切符ちゃんと買えるんですか?」

帝「かえるよ、俺を誰だと思ってる」

愛希「天宮司 帝」

帝「そうだけど(笑)」

愛希「いつまで笑ってんのよ・・・。」

帝「あともうちょっとで電車来るぞ?」

愛希「うん」


そして改札口を行こうとしたら

帝が私をじぃーとみてくる

何?


あっ!

愛希「suicaでいきたい?」


そう 聞くと

帝の目がきらきらして可愛かった









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